コラム

フリースクールでもいじめってあるの?子供が安心して通えるフリースクールの選び方

フリースクールでもいじめってあるの?子供が安心して通えるフリースクールの選び方 フリースクール

いじめは全国の小中高校で確認され、いまや社会問題となっています。在籍校でいじめを受けて、フリースクールに通うようになった子供も少なくありません。では、心が疲れ、不登校になってしまった子供が通う、心のケアも視野に入れた教育機関であるフリースクールでもいじめは存在するのでしょうか。詳しく解説していきます。

フリースクールでもいじめってあるの?

結論から言うと、フリースクールでもいじめが確認される場合があります。

「フリースクールは不登校になった子供が通うところだし、同じような境遇の子供たちなら分かり合えるハズ。」

もちろんその認識は間違っていませんし、実際、普通の一条校よりはいじめが起きる確率は圧倒的に低いです。もちろん働くスタッフも常に注意を払って人間関係や子供同士の接し方を見ていますし、違和感を感じたら迅速に対応するでしょう。

フリースクールの方がいじめが発生しづらい要因としては次の3つが挙げられます。

○自己選択している

フリースクールは子供、保護者が自発的に選んでいて、施設の雰囲気や指導方針などに共感して通う事を決めているので、子供同士も共感できる部分が多い。

○コミュニティの重視

フリースクールではコミュニケーションや共同作業が重要視されることが多く、子供同士が協力しあって日常生活を送る為、お互いを尊重する雰囲気が作られやすい。

また、学習の難度を下げたり(勉強を見ないフリースクールもある)やテストがない、などの理由から競争に晒されることがないことも関係している。

○スタッフとの距離感

子供とスタッフの距離感が一条校の先生と生徒の距離感より近く、スタッフが子供のことを一人一人しっかり理解している。

ですが、どんなに注意を払っても、様々な人が集まり過ごす場所なので、100%無いとは言い切れないのが実情ですし、人が増えるほど、つまり、クラスの人数や学年の人数が多いと人間関係が複雑になり、スタッフの目も全体に行き届きにくくなり、いじめは発生確率が高くなる傾向にあります。

また、最近のいじめの傾向として、インターネットやSNS等が身近になったことから、以前と比べて大きな変化が起きています。

例えば少し前のいじめの行われ方としては、クラスで集団で無視をする、持ち物を隠す、直接的な暴力、暴言を受けるなどが主でしたが、最近の傾向としては、インターネット上の掲示板などに悪口等を書き込む、ライングループから外す、SNS上で嫌がらせをするなど、実際の教室の中で起こること以外にも展開されていて、気づくことが難しく、陰湿ないじめが増えています。

いじめが起きにくいフリースクールの選び方

では、いじめが起きにくいフリースクールを選ぶにはどうしたらいいか。順に見ていきましょう。

1、理念と価値観

スクールの教育方針が子供一人一人を尊重していて、いじめ防止に対する取り組みが方針の中に組み込まれていることが重要です。

また、いじめを行った子供に対してのペナルティが「退学」等の形でしっかり提示されていることも確認しましょう。

2、子供の自己表現と自己責任の尊重

子供たちが自分の意見やアイデンティティなどの自己表現を尊重されると共に、自己責任の重要性も伝えることが出来ていると、子供は対人関係で責任を持った行動が出来るようになります。

3、少人数制

クラスの人数が増えると人間関係が複雑になり、どうしても問題が起きやすくなってしまいます。人数が少なければ、スタッフもそれぞれの子供の事を把握しやすく、細やかな対応が可能となり、少しの変化にも気づくことができます。

またスタッフが教室内に不在にならないようにしているかも重要です。スタッフが常駐し、子供同士の接し方や言葉遣い、態度などを注視し、違和感を感じたらスタッフ同士で情報を共有、意見交換、必要であればミーティングなどをするように心がけているか確認しましょう。

4、スタッフとの距離が近い

いじめを受けている子供がスタッフに相談できる環境が作れているかどうかも重要です。子供との距離が近く、コミュニケーションを日常的に取っていて、信頼関係が築けていれば、いじめを受けても一人で抱え込まなくて済みます。

いじめを受けていることを打ち明けるには勇気が必要です。「話しても解決しない」、「自分が我慢していてばいつかなくなる」、「誰かに相談したときに告げ口したとされ、仕返しされるのが怖い」など様々なことを考えてしまうでしょう。そんな時に、安心してスタッフに相談出来る環境を作れているか確認します。

5、コースが豊富で通学形態を選べる

前述の通り、クラスの人数が多いと人間関係が複雑になると共に、スタッフの目が行き届かなくなってしまいます。逆に少人数制の授業、もっと言えば通学しなくても済み、人間関係も限られているコースを選べたら、いじめには繋がりにくくなります。

例えば在宅で、スタッフが訪問してくれるコース、もしくはオンラインで自宅にいながら授業に参加できるコースをなどの通学形態を選べれば、限られた人間関係となり、いじめの心配はなくなります。

生徒に合わせた通い方が選べるフリースクール

前項でも触れたように、子供一人一人に合わせた通学形態を選べれば、いじめの心配は必要ありません。

現在のフリースクールの中には、様々な通学形態が選べるところもありますので、例えば最初は在宅やオンラインのコースから、様子を見て、通学できそうならコースを通学に切り替えることが可能であれば、安心して通わせることができます。

ここでは代表して「WILL学園」を紹介させていただきます。

WILL学園は学研エル・スタッフィングが運営する、通信制サポート校とフリースクールが一緒になった新しい形のサポート校で、小学6年生以上であれば、誰でも入学資格があります。

「本当の意味での生きていく為の力を身に着ける」ことを目指し、不登校の改善率は90%を誇ります。通い方も一人一人に合わせた選択が可能で、4つのコースを柱に、豊富な通学形態が用意されています。

「総合コース」では毎日通学したい方の為に週4~5日の通学、「選択コース」では毎日通学するのは難しい方の為に、週2~3日の通学、「特選コース」では週2日の通学も自信がない方の為に、週2日の通学に加えて、月2回の在宅授業、「在宅(訪問支援)コース」では外出するのが難しい方の為に、月に4回の在宅授業が受けられます。

実際に通学した際も授業は少人数制ですし、それでも集団が不安という生徒には個別指導を提供します。また、登校が困難な生徒には在宅でスタッフが訪問して授業をする他にも、オンラインやメタバースといった最新の技術を使った授業、それらを組み合わせたハイブリット型など子供一人一人の状況に合わせた環境が用意できるのが特長となっていますので、いじめが起きる確率は低く、お勧めのフリースクールと言えます。

まとめ

フリースクールは不登校の子供の為の心のケアも視野に入れた教育機関ですが、それでも人がたくさん集まれば人間関係が複雑になり、いじめが起きる確率も増えてしまいます。いじめにあわないフリースクールを選ぶには、いじめに対しての対策がしっかりされていて、一人一人に合わせた通学形態を選べるフリースクールを選択することが重要と言えます。

WILL学園では個別相談や学園説明会を実施していますので、お気軽にご相談ください。

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