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不登校の中学生は高校に行けるの?受験のポイントと進路の選び方を解説!

不登校の中学生は高校に行けるの?受験のポイントと進路の選び方を解説! 中学生

中学校で不登校になってしまったからといって、「高校に進学することができない」ということはありません。高校生活で新たなスタートを切るためにも、少しずつ自信をつけ、不登校から復帰することが大事になります。そこで、この記事では不登校から高校受験する際のポイントや進路の特徴について詳しくご紹介します。

不登校から高校受験をする際のポイントとは

不登校の生徒が高校受験をする際に気を付けるポイントの1つに、内申書(調査書)が挙げられます。
内申書とは、各科目の成績や授業など学校生活を送る上での日常的な態度が記載される書類のことです。これは不登校ではない生徒でも高校受験の合否に関わります。不登校の生徒が特にチェックされるポイントは、【内申点】と【欠席日数】の2つです。それぞれについて説明します。

内申点

決められたルールに従い個人の成績を点数化したものを内申点と呼びます。どの学年から内申書に記載するかは学校によって異なります。
また、評価の仕方も地域・学校によって異なります。例えば私立高校では、内申点が高いと合格しやすいケースがあったり、推薦入試以外では内申書自体を重視しなかったりと目指す高校によって大きく分かれます。

そのため、まずは志望校の評価方法について調べてみるといいでしょう。
仮に内申点を評価対象としている場合でも、学力試験の点数と併せて合否を判断する場合もあります。

学力試験の点数と内申点の比率も地域・学校によって異なります。内申点に自信がない方は学力試験の評価比率が高い高校を受験することも検討できると良いかもしれません。不登校の生徒でも試験の結果次第で合格できる可能性が高くなるでしょう。

欠席日数

欠席日数をどの学年から記載するかは、内申点と同様、地域・学校によって異なります。
例えば、公立高校の場合、東京都は3年生時の情報のみ、千葉県や埼玉県は3年間すべての情報を記載するなど違いがあります。
また、欠席日数が年間30日以上あると、面接等で理由を聞かれることもありますが、単に欠席が多いだけで受験に不利になる可能性は低いです。
募集事項に「欠席日数が多いと審議の対象になる」と明記されている学校であっても、教育委員会が高校に対して配慮を求めるケースが多いです。

私立高校の場合、一般入試では内申書は評価の対象として重視されない傾向があります。しかし、推薦入試では各学年で欠席日数が年間15日以内など条件があることが一般的です。

進路の特徴とは?進学先を選ぶ際のポイントを紹介

全日制高校

全日制高校は朝から夕方まで授業を行う学校で、毎日学校に通って3年間で卒業するのが基本になります。

不登校の経験がある生徒には、少人数授業制、二人担任制、学力試験によらない査定など積極的にサポートを行っている高校もあります。

メリット
・学校の数が豊富
・人と接する時間が多いので、交友関係を広げられる
・校内活動に打ち込める

デメリット
・自分の学力に合った学校しか選べない
・週5日通う前提なので、休んだ時の補償などがない
・学年制が多く、留年する可能性がある

通信制高校

通信制高校は、基本的には自宅にいながら報告課題、面接指導、単位認定試験をクリアすることで卒業できる高校です。私立が多い傾向にあります。
報告課題は郵送やインターネットで送る場合が多いです。単位制度のため留年がなく、最短3年間で卒業できます。自分のペースで学習できるため、授業に遅れたことがきっかけで不登校になった人には向いているかもしれません。
また、全日制高校への転入も可能なので次の展開を見据えた上で通信制高校を選択してみるのもいいでしょう。

メリット
・費用が安く通いやすい
・自分のペースに合わせて勉強ができる
・不登校の経験がある人に対応する環境がある

デメリット
・自分で計画的に勉強を進める必要がある
・人と接する時間が少ない
・世間体が気になる人もいる

定時制高校

定時制高校は夕方から夜間にかけて約4時間通学する高校です。

定時制高校には「単位制」と「学年制」の2種類があります。

「単位制」は決められてる単位数を満たすことで学年に関係なく卒業できます。
授業の時間帯については、午前部・午後部・夜間部の3部制を採用している高校があります。

「学年制」は3年間または4年間授業を受けることで卒業できます。

定時制高校の特徴として、部活動が楽しめる高校が多いです。
加えて、不登校の経験がある生徒を手厚くサポートする高校が多数あり、学力試験や内申書に関係なく、中学校の基礎学習を重視した授業を行っている高校や学習意欲を重視した入試を採用している高校も少なくありません。

メリット
・自分の都合に合った時間帯で学べる
・就職のサポートが手厚い学校が多い
・さまざまな人に対応する環境がある

デメリット
・中途・退学率が高い
・進学のサポートが少ない傾向がある
・卒業まで時間がかかる可能性がある

不登校のタイプに合わせて進学先を選ぶのが大事

不登校にはさまざまなタイプがあります。タイプ別にどういった高校へ進学するのが適しているかを知ることが大切です。

勉強についていくのが大変

勉強についていけない状態で授業を受けるのではなく、きちんと復習を行い、苦手を克服しながら学んでいくことが大切です。学習サポートが充実している高校を選ぶといいでしょう。

定時制高校や通信制高校の中には、中学校で習った勉強を基礎からやり直していく高校(他と合わせて)が多くあります。

病気などで欠席が多い

学年制の高校では長期間の欠席をしてしまうと留年の可能性があるため、単位制の高校がおすすめです。

通信制高校や、定時制高校・全日制高校の中でも単位制を採用している高校を選択するといいでしょう。

学校生活の影響により気持ちがついていかない

様々な原因で気持ちがついていかない生徒や、人間関係が不安な生徒には、不登校に理解があり段階をふんで少しずつ不登校を解消することが可能な高校を選択するのがおすすめです。

通信制高校では、少人数で授業を行う高校や、在宅コースを設けている学校や、週1日から通学するコースを設けている高校や、生徒へのカウンセリングに注力している高校がたくさんあります。

まとめ

今回の記事では、不登校から高校受験をする際のポイントや具体的な進路、特徴などについて説明しました。

不登校の経験がある方でも、行ける高校はたくさんありますので、自分の環境に合った高校を選びましょう。一人で悩まず、学校や支援機関に相談するのもおすすめです。

WILL学園は通信制サポート校とフリースクールがいっしょになった新しい形のサポート校です。

最後に全日、定時、通信制高校のいいとこどりをしたサポート校【WILL学園】についてご紹介します。

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・毎日通うことができる。
・在宅でもOK。
・自分のペースに合わせて通学できる。
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WILL学園は、不登校の子供、自分に合う学校がない子供たちのための学びの場です。
通信制サポート校とフリースクールがいっしょになった新しい形のサポート校で、中学生以上であれば(一部小学6年生も)誰でも入学資格があります。

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上記のような方でも安心して通っていただける学校です。

WILL学園は、人間が生きていくために必要な“積極的に行おうとする力”を養い、真に自立した人間を社会に送り出すことを目指しているので、本当の意味で生きて行くための力が身に付きます。

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