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不登校で留年しちゃいそう。。自分に合ったその後の進路の選び方とは?

不登校で留年しちゃいそう。。自分に合ったその後の進路の選び方とは? 不登校

いざ高校へ進学したものの、様々な理由から不登校になってしまうことは十分考えられることです。中学校までは不登校でも卒業できたかもしれませんが、高校には「留年」という措置があります。お子さんが留年する可能性がある場合、お子さんだけでなく、保護者の方も不安に感じられるでしょう。そこで今回の記事ではどのような原因で留年してしまうのか、留年してしまった後の進路について解説していきたいと思います。

高校の不登校は留年の原因になりやすい

「中学校は不登校でも卒業できた」という方もいらっしゃるでしょう。中学校までは義務教育なので、学校側は不登校の生徒でも卒業できるように取り計らってくれます。ですので、不登校で出席日数が足りないことが原因で進級や卒業ができないということは現在ほとんどありません。しかし、高校は義務教育ではなく自分の意思で行く場所です。そのため、必要な単位や出席日数を満たさなければ進級や卒業はできず、「留年」の措置が取られます。

留年になるパターンは主に2つです。
1つ目は定期テストや通知表の成績が基準を満たしていない場合です。留年になる成績の基準は学校ごとに決められています。例えば「赤点は40点以下から」「3科目で赤点を取ると留年」などです。ただ、通知表は授業態度や生活態度なども考慮されることがあります。

2つ目は出席日数が足りない場合です。この基準も学校によって異なりますが、多くの学校が「1年のうち全授業日の3分の1以上欠席で留年」としています。この場合、たとえ成績が良くても留年になってしまいます。

高校で長い期間不登校が続くと出席日数や単位が不足してしまうので、結果的に留年してしまうことが多いのです。

留年しそうなときの進路は主に3つ

高校に残って卒業を目指す

留年をしてもそのまま高校にとどまって単位を修得すれば卒業することができます。しかし、留年するとそれまで修得した単位はゼロになってしまいます。つまり、全教科の授業と定期テストをもう一度受け直さなければならないということです。

それに加えて同級生は1つ上の学年になり、自分は1つ下の生徒とクラスメイトになります。この状況に馴染めず、苦痛になって退学をするというケースも出てきます。そのため「絶対に卒業する」という強い意思が必要になります。

転入(転校)する

不登校から転入を選択するパターンは多くあります。まず、不登校の原因は次のようなものが考えられます。学校に関するものであればいじめ、人間関係の問題、進路に関する不安などです。家庭に関するものであれば家庭環境の変化、親子関係の問題などが考えられます。本人に関するものとして生活リズムの乱れ、非行、無気力などがあります。

不登校になる原因は様々で、複数の原因が重なっている場合もあります。原因を無理に突き止めようとすると逆にお子さんを追い詰めてしまうこともあります。原因を探ることも必要ですが、解決策も考えてみましょう。そのひとつが他の学校へ転入するという選択です。

また、学校に行けなくなる理由の中に「勉強についていけない」というものもあります。例えば、高校では学習内容が難しく、授業のスピードもはやくなります。科目数も増えるのでその分学習量も増えて対応できなくなる生徒もいます。わからないところをそのままにして次の単元へ進んでしまうと勉強についていけなくなってしまいます。自分に合った学習方法がわからない、授業がつまらないため勉強に対するモチベーションが低下するなどの理由もあるでしょう。勉強についていけないことが原因で徐々に学校に行けなくなり、不登校になることもあります。その後、転入するという流れも考えられるでしょう。

転入についてですが、高校には全日制、定時制、通信制があります。全日制高校への転入は条件が厳しく手続きも大変です。留年した場合の転入先としては通信制高校が1番の候補になるでしょう。通信制高校では単位制というシステムを採用しており、それまでに修得した単位を引き継ぐことができます。留年すると卒業が遅くなってしまいますが、通信制へ単位を引き継いで転入すれば3年で卒業できる可能性もあります。通信制高校と全日制高校の卒業資格に違いはありません。履歴書にも「〇〇高等学校卒業」と記入することができます。

また、不登校だった生徒も通信制であれば毎日学校に通う必要はありませんし、様々な年代の人たちが在籍していることも安心材料になります。

高認試験を受ける

高認試験とは高等学校卒業程度認定試験のことです。この試験に合格すれば高卒程度の学力があることが認められ、大学や専門学校の受験資格を得ることができます。高認試験を受けるメリットは最短4か月で取得可能であること、高校在学中でも取得可能であること、はやく合格すればその後の時間を有意義に使えることなどが挙げられます。しかし、合格できなければ最終学歴は中卒となってしまいます。

自分に合った進路選びが大事

高校を留年しそうなときの進路は

・高校に残って卒業を目指す
・転入する
・高認試験を受ける

の主に3つあるということをご紹介しました。たとえ留年してしまってもその後の進路は選ぶことができます。周りの目を気にせずに強い意思を持って卒業を目指せる方は高校に残ることもできます。転入したい方はどの学校にするのかよく考えましょう。通信制の学校もそれぞれに個性があるので、自分の学習スタイルや生活スタイルに合った学校を探してみましょう。また、家庭教師など高認試験を受けたい方のサポートをしてくれる機関もあります。なぜ留年したのか、その理由もふまえて自分に合った進路を選択することが大切です。

まとめ

今回の記事ではどのような原因で留年してしまうのか、留年してしまった後の進路について解説しました。「留年する」ということに不安を感じるのは当然のことです。しかし、進路の選択肢はいくつかあるので、高校卒業の資格取得をすぐに諦める必要はありません。自分に合った学習環境を探して納得できる道に進みましょう。

WILL学園は留年後のサポートもしています

具体的にはどのようなサポートをしているの?

①高等部課程では通信制高校と連携して高卒資格を取得したい人のサポートをしています。WILL学園では個人のペースで高校生活を送れるように4つのコースが設けられています。週4~5日通学する総合コース、週2~3日通学する選択コース、週2日通学して月2回教師が自宅訪問をする特選コース、通学はせず月4回教師が自宅で授業をする在宅(訪問支援)コースです。自分に合ったコースを選んで高卒資格の取得を目指せます。そのため、前の高校で出席日数が足りなかったような場合でも安心です。

②通常学習ではレポート作成や教科学習を個人のペースに合わせておこないます。また、生徒のレベルに合わせた講義形式の授業もあるので、勉強に自信がない方でも安心して学習を進めることができます。普通の高校ではあまりおこなわれない一般教養や時事問題、趣味などに関する内容の授業もあります。また、その他にスクーリング(勉強会)や定期試験もおこなわれます。

③1時間目は10:30から始まるので、電車が混む時間帯を避けて余裕をもった通学ができます。授業は少人数クラスや個別対応など、自分のペースに合ったものを選べます。放課後や自由登校日には友達との交流もあり、ゲームやスポーツをすることも可能です。

高卒資格を取得するために以上のようなサポートをおこなっています。WILL学園は留年しそうなときの進路の選択肢のひとつになります。

WILL学園をもっと知りたいという方はお気軽にお問い合わせください。

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