「不登校の中学生は将来どうなるの?」
不登校の中学生をもつ親にとって、子供の将来が心配で不安になりますよね。
高校進学や就職はできるのか、そういった疑問を解決するために、今回はデータと照らし合わせて「客観的にみた不登校の中学生の未来」と「フリースクールWILL学園」についてお話しします。
不登校の中学生でも、進学・就職はできる!
見出しにもあるように、不登校の中学生でも進学や就職をすることができます。
文部科学省が公開しているデータをもとにその理由をお話しします。
文部科学省が毎年発表している小中学生の不登校者数データでは、2002年の時点で毎年10万人を超えています。
2024年度の不登校中学生の人数は11年連続で増加し、21万6112人と過去最多の記録を更新しています。1000人当たり67.1人は不登校である現状です。
このように、全国には多数の不登校中学生がいるとともに多数の不登校経験者が存在します。不登校を経験した中学生はどんな進路を進んでいくのでしょうか。
文部科学省の「不登校に関する実態調査 平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書」(2014年)によると、不登校中学生の卒業後の進路は「約80%」が進学や就労をしているという調査結果があります。不登校経験者の20歳の生活状況は、就業:34.5%、就学:27.8%、就学かつ就業:19.6%、非就学かつ非就業:18.1%となっています。人によって進学か就職か、ばらつきがあることがわかります。つまり、進路の選び方によっては自分の好きなように未来を歩むことができるということです。
不登校になったからといってその後の人生を諦める必要はありません。むしろ不登校の経験が生きる上で役に立つこともあります。不登校期間の過ごし方に気を付けたり、親子で将来について話し合う機会をつくることが重要になってくるでしょう。
不登校の中学生の進路
高校に進学
不登校であっても高校に進学することができます。高校によって入学できる基準は様々で、内申点を必要としない高校もあります。全日制・定時制・通信制高校からお子様に合う学校を選択することができます。
ただし、全日制高校では規定の出席日数を満たさなければ進級や卒業はできない点など、気を付けなければいけないポイントがあります。事前の情報収集をしっかりとしたうえで、学校選びをしましょう。
高等専修学校や高等専門学校に進学
高等専修学校と高等専門学校は、ほとんどが中卒資格を持っていれば進学可能な学校です。専門的知識やスキルを身につけて卒業直後から即戦力として社会に出ていけるように力をつけることができます。好きなことにとことんのめりこめる人におすすめな学校です。
ただし、初歩的な資格しか取得ができない場合もあり、専門学校などの上級学校に進学しないと専門分野に就くことは厳しい現状もあります。また、専修学校のみでは高校卒業資格は取得できず「中卒」扱いとなります。こちらも慎重な判断と情報収集が必要です。
高等学校卒業程度認定試験を受ける
高等学校卒業程度認定試験(高認試験)とは、公的に高卒資格者と同等の学力があると認定される試験のことを言います。高認をとると、大学・短大・専門学校の受験資格を得ることができます。就職時には、企業から高卒扱いとされることが多く、公務員試験も受講が可能です。気を付けるポイントは、もしも進学先の大学や短大、専門学校を中退してしまった場合は最終学歴が「中卒」になってしまいます。
就職
狭き門ですが中卒でも就職することができます。社会に出て仕事をしながらお金を稼ぐためのスキルを身につけていくこともできます。しかし現実は、就職先の選択肢が少ないため自分の希望に合った職種に就くことができなかったり、高卒以上に比べて給料に差があったりと厳しい世界です。就職を見据えて選択肢を広げるためには高校卒業資格を取っておくことがおすすめです。
不登校の子供の未来を見据える、WILL学園の想い
WILL学園では、学校復帰や高校卒業資格をとることだけを目的にしているのではなく、お子様の将来を見据えたサポートをおこなっています。WILL学園の想いについてご紹介します。
自分に合ったコース選択で学園生活を送ることができる
WILL学園では、学園生活を楽しく過ごしたい方にも、通学することが苦手な方にも対応し、様々なコースをご用意しています。
通学(訪問)頻度 | おすすめな人 | |
---|---|---|
総合コース | 週4~5日 | 規則正しい生活で楽しい学園生活を送りたい。 |
選択コース | 週2~3日 | 毎日通う自信がない。 アルバイトと両立したい。 |
特選コース | 週2日通学 (+月2回講師が自宅訪問) | 毎日通う自信がない。 個別で勉強の遅れを取り戻したい。 |
在宅(訪問支援)コース | (月4回講師が自宅訪問) | 長期的にひきこもっている。 通学がむずかしい。 |
上記全コースで高校卒業資格をとるためのサポートをおこなっています。
通学する場合は、自分の興味のあることや好きな科目を中心に勉強できます。授業以外は、放課後のサークルや毎月の学校行事で仲間と一緒に楽しい学園生活を送ることができます。
在宅の場合は、勉強のサポートはもちろん、ゲームや料理、ビデオ鑑賞など先生とマンツーマンで楽しく過ごすことができます。また、一部のキャンパスで設置されている難関大学を目指すための特進クラス、学研の家庭教師サービスを併用した夜間個別指導クラス、バーチャル空間に通学できるメタバースクラスなど、オプションも充実しています。お子様にあったコース選択をしましょう。
少人数で和気あいあい
全8キャンパス、ほとんどが1学年10名以下の小規模です。学園生活ではクラスメイトとじっくり仲良くなることができます。授業以外の休み時間や放課後の時間に、友達とおしゃべりをしたりゲーム・スポーツ・映画鑑賞などを楽しむことができます。
たくさんのイベントで楽しい学校生活
WILL学園は季節ごとにイベントが開催されています。
春から夏はBBQ大会・スポーツ大会・合宿、秋から冬は運動会・クリスマス会・初詣・スキースノボ合宿など、友達と楽しめるイベントが盛りだくさんです。
イベントで新しい交流をすることができたり、社会的にも経験を重ねることができます。毎月のイベントを楽しみにしている学生も数多くいます。
WILL学園は、勉強サポートだけでなく生徒に楽しい学園生活を送ってもらえるように応援しています。高校卒業資格をとるための支援だけでなく、お子様が将来自立して社会に出ていけるように徹底的サポートします。
まとめ
今回は、不登校の中学生の進路とWILL学園についてお話ししました。
不登校の中学生でも進路の選び方によってはどんな人生でも歩むことができます。お子様と将来についてよく話し合って、進路を決めていきましょう。
WILL学園では定期的に説明会もおこなっています。
お気軽にお問い合わせください。
公式Instagramでも「思春期・反抗期・不登校」に関する”子育てノウハウ”を発信しています!ぜひ遊びに来てくださいね!