子供が不登校になってしまったら、心配になるのは親として当然ですよね。しかし、一人で悩みを抱えてしまうと、親御さん自身のストレスや体調不良にもつながってしまいます。
そこで今回は、不登校改善や親の悩みの相談にも乗ってもらえる、不登校支援団体・施設についてご紹介します。
不登校支援団体・施設ってなに?
不登校支援施設や団体は、不登校生やその家族に対して様々な支援を提供する場所のことをいいます。利用することで以下のようなメリットがあります。
学校への復帰支援
不登校生が学校に復帰するための支援を受けることができます。学校との調整やアドバイス、学習支援などがあります。
社会化の促進
不登校生は家庭内や学校外での社会化が十分にできていないことが多いため、施設や団体を通じて他の子どもたちと交流し、社会化を促進することができます。
専門的なカウンセリング
専門のカウンセラーや心理士が在籍している施設や団体では、不登校の原因や背景を深く掘り下げ、適切なカウンセリングを受けることができます。
家庭内支援
家庭内でのトラブルや問題に対してもアドバイスや支援を受けることができます。家族全員で参加する場合もあり、家族の絆を深めることができます。
学力向上
施設や団体では、学習支援や補習を行っていることが多く、不登校中に学力が低下してしまった場合にも学力向上につながります。
上記のように、不登校支援施設や団体を利用することで、不登校生やその家族が様々な面で支援を受けることができます。
不登校サポートをする公的な支援施設・機関
教育相談所
主に教育相談を行う機関で、未就学児~高校生までの教育に関する相談を受けつけています。不登校・学校生活・家族関係・お子様の性格と行動など幅広い悩みを相談することができます。問題によって職員やスクールソーシャルワーカーが対応してくれる場合もあり、学校と連携する役割もあります。
子ども家庭支援センター
18歳未満のお子様や子育て家庭の相談をすることができます。一時預かりなどの在宅サービスやケース援助、サークル支援やボランティア育成等を行っています。
教育支援センター
全国1142ヶ所にあり、自治体の63%が教育支援センターを設置しています。主に小中学校を長期で休んでいる子供を対象に、学籍のある学校とは別の場所に教育委員会等が用意した公的機関です。メリットとしては、専門の教育カウンセラーや心理士が在籍しており、子どもたちに合わせた適切な支援方法を提供することができます。また、子どもたちだけでなく、保護者や教育関係者にも情報提供やカウンセリングを行うことができ、学校との連携も図ることができます。教育支援センターは、子どもたちの学びや成長を支援する場として、重要な役割を果たしています。
精神保健福祉センター
精神保健福祉法で各都道府県に設置されています。主に心の病気で困っているお子様や家族からの相談を受け付ける精神保健福祉相談、技術援助などを行っていて、幅広い問題に対処してくれます。地域によっては「精神医療センター」と呼ばれていることもあります。
児童相談所
児童福祉法に基づいて設置される行政機関です。18歳未満の子供に関する相談や通告について、お子様本人・親・学校の先生などから受け付けています。お子様が心身ともに健康に、そして持てる力を最大限に発揮できるように家族等を援助し、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。
適応指導教室
教育委員会が在籍校以外の施設に設置する施設で、2015年度間には約16,000人の義務教育の子どもが支援を受けています。在籍校と連絡を取り合い、お子様に合わせて学習指導したり、心理カウンセリングや家庭訪問、パッチワークづくりなどの体験指導など様々な支援を行っています。先生は、学校長を務めた方の天下り採用も多いので教育的支援に期待できます。
以上のように、不登校サポートをする公的な支援施設・機関には、教育や学習面、福祉や家庭内のトラブルに関する相談窓口が設置されており、不登校生やその家族に対して様々な支援を提供しています。
不登校サポートをする民間の支援施設・団体
フリースクール
不登校の児童生徒に対し、個別学習や集団学習、相談・カウンセリング、社会体験や自然体験などの機会や場所を提供する民間施設で、多くはNPO法人をはじめとする法人組織です。フリースクールによって内容は様々で、居場所だけを提供するタイプ、古民家などを活用して農作業体験や酪農体験を提供するタイプ、時間割が設置されており学校環境に近い経験を提供するタイプなどがあります。お子様に合ったフリースクールが選びやすいことが特徴です。
不登校カウンセラー
不登校の悩みを抱える子どもに対して、復学あるいは自分らしい生き方を見つけていけるよう促したり、周囲の大人たちと協力しながらさまざまな状況を打開していくスペシャリストです。悩んでいる子どもやそのご家族をよい方向へと導き、問題解決のサポートを行っています。
不登校の親の会
不登校の子どもを持つ保護者に寄り添える人、共感できる人で構成されています。コミュニケーションをとりながら新たな気づきや、精神的な安定を得ることができます。同じ経験があるから共感しあえたり語ることができる「居場所」として役割を担っています。
ひきこもり地域支援センター
ひきこもり特化型の相談窓口で、相談支援だけでなく居場所づくりや地域とのかかわりづくりなど多様な取り組みを行っています。社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士等の資格を有するひきこもり支援コーディネーターによる相談支援を受けることができ、地域に寄り添っているので利用しやすいことが特徴です。
まとめ
本日は中学生の不登校支援についてお話ししました。
各都道府県に設置されている機関が多く、相談窓口になってくれる機関が多いので是非利用してみてください。
WILL学園は、不登校の中学生をサポートする支援施設の一つです。お子様の学習面のみならず、心のケアや生活面もまるごとサポートします。WILL学園は、登校したぶんを在籍中学校の出席日数として認めてもらえるように連携をとれるメリットがあります。
また、登校することができなくても、お子様の状態に合わせて週にどれくらい学園に通うか、家庭訪問などを決めることができます。詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
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