不登校の子供は通信制高校がおすすめ。その理由とは

「子供が不登校になってしまい、このままじゃ高校卒業できなくなってしまう」
「不登校の子供が通える通信制高校ってなんだろう」
不登校のお子様をもつ保護者の方はこのように悩まれていませんか？
保護者として、お子様の将来のために不登校のままにしておけない思いで不安になったり悩んでしまったりしますよね。
今回は通信制高校の一般的な知識から不登校のお子様におすすめな理由まで徹底解説します。

通信制高校とは

通信制高校についてポイントごとにお話しします。

１.勉強

基本的に学校から提供された教材やオンライン授業を利用し、自学自勉です。ほとんどの学校は、レポート提出やテスト、月に１～２回のスクーリングがメインとなっています。勉強のスケジュールを自分のペースで進めることができますが、自己管理や継続することが必要になってきます。学校によってレポートやテストの提出方法がオンラインや郵送で行われ、スクーリングで直接先生に質問や相談ができるようになっています。自分のペースだと勉強に躓いたりスケジュールを組めないような生徒はサポート校を活用している場合もあります。

2.通学頻度

学校のカリキュラムによって通学頻度は様々です。週に2～3回や月に1～2回、年4回など自分で選んで通学することができます。全日制や定時制と違って毎日通わなくてもいいので通学ストレスや集団ストレスを抱えるリスクが少なくなります。通学日数は少ないと先生や友達と距離を感じてしまうデメリットもありますが、学校によって部活やイベントに力を入れているところもあり、一気に距離が縮まるチャンスもあります。通学頻度が少ない分、アルバイトや趣味に没頭できる時間が増えるので普通の高校生ではできないような経験をたくさん積むこともできます。

3.卒業の条件

在籍期間は最低3年、必修科目を含む74単位以上、特別活動30単位を取得すれば卒業することができます。単位を取得するためには、日々のレポート提出や課題提出、スクーリングやテストが重要になります。学校が定める最低限の成績を取得することや、スクーリングを何度も休まないことも単位取得のためには欠かせません。特別活動は、学校が開催する行事やホームルームをいいます。体育祭や修学旅行、体験学習など学校によってさまざまなので転編入する前によく確認することも忘れないようにしましょう。

4.どんな人が通うのか

高校を途中で中退してしまった方や社会人の方、不登校経験者や何らかの事情がある方など10代～2.30代と幅広い世代の方が通います。自分で通学頻度を決められるため仕事をしながらでも通うことができます。世代もさまざまなので、年の離れた友達ができ知見を広げ得ることができたり、同じ悩みを持つ友達と語り合うことができたり、価値観を広げることができるメリットがあります。また、通信制高校の先生は理解してくれる先生が多いことがあり、信頼できる先生が見つかりやすいことがあります。

5.学費

全日制や定時制と比べると通信制高校は安めな傾向にあります。ただし、学校によって大きく違いが出ることもあるので事前の下調べは必須です。通信制高校の平均的な費用は、公立で4～5万円、私立で25万円以上です。私立のほうが高くなりがちですが、その分だけサポートが充実し、専門のカウンセラーが常駐していたり、WEBでレポートを提出できるサービスやオンライン授業があったりします。公立の通信制高校ではできないようなサービスが多種類あるので内容に応じて学校選びをすることができます。

不登校の子供に通信制高校がおすすめの理由

１.毎日通学しないから楽

不登校になってしまうのは「無気力」や「朝起きられない」が原因のお子様が多くいらっしゃいますが、通信制高校では毎日通学がなく始業も10時以降が多いので不登校になりにくい環境になっています。全日制や定時制は毎日学校に行かないといけないので疲れやストレスになりやすく、学校を休みたいと思う気持ちが強くなりやすいです。通信制では、今日登校しても数時間の授業で次の日は家でゆっくりできる、と気持ち的にもゆとりを持てるので心の健康にもつながります。全く学校にいけない不登校のお子様でも、先生が自宅訪問して授業をしてくれる学校もあり、徐々に慣れて学校にいけるようになるサポートもあります。

2.人間関係のストレスが少ない

全日制などでは、クラスメートや教師との集団授業や集団行動が求められますが、不登校のお子様にとってはこれが大きな負担となることがあります。
通信制高校では、勉強を自分で進め通学日数も少ないので、毎日のクラスメートとの交流やグループ活動がないため、人間関係に関わるストレスが軽減されます。不登校のお子様にとって、他の生徒との会話やコミュニケーションが苦手な場合でも、自分のペースで学習を進めることができます。
学校によってはオンラインで教材を提供しているため、学校に通わなくても学ぶことができます。１歩も家の外に出たくないお子様でも登校拒否といった問題がなくなるので、お子様にとって快適と感じる環境で勉強に集中することができます。人間関係のストレスが減ると気持ちも軽くなって勉強や趣味に没頭できるようになったり、自己肯定感を高めることもできるので人間関係が原因で不登校になってしまったお子様でも安心して通うことができます。

3.自分に合った学校を選べる

通信制高校には種類がたくさんあり、自分の好みや通学圏内に合わせて学校を選ぶことができます。例えば、大学受験を目指したいときは大学進学実績のある学校、専門的なことを学びたいときは授業内容が凝っている学校、自宅でオンライン通学したいときはオンライン特化型の学校など様々です。また、年に１回の合宿に参加するタイプの学校や体験学習に力を入れている学校もあります。
通信制高校は生徒の意思を尊重する学校が多く、服装や規定も全日制と違って厳しくないところがほとんどです。通信制高校は様々な事情を抱えた生徒が通うことが多いため、不登校になってしまったことを理解してくれる学校も多数あります。
学校によってオープンキャンパスや相談会、在校生と一緒に行事参加など学校のことを知るための機会があります。お子様に合った学校を選べるように日々情報収集をしましょう。

4.高校卒業資格を取れる

通信制高校では、卒業条件をクリアすると高校卒業資格を取得することができます。全日制や定時制の卒業条件は不登校のお子様にとって厳しい場合があります。
通信制高校の卒業条件のほとんどは、①３年以上の在籍、②必修科目含めて７４単位取得することです。学校によってカリキュラムや学習レベルが違う場合もありますが、レポート提出やテスト、スクーリングなどで最低限の成績を収めると単位取得できます。
不登校のお子様にとっては、通信制高校を通じて高校卒業資格を取得することが、将来の進路や社会での活動において大きなメリットとなります。高校卒業資格を持つことは、大学進学や就職活動において必要な場合が多く、将来の選択肢を広げることができます。通信制高校は不登校のお子様にとって高校卒業資格が取りやすい学校です。

通信制サポート校WILL学園のご紹介

WILL学園は、不登校経験をした生徒も多く在籍する通信制サポート校です。
通信制高校と連携して高校卒業を目指します。ここではWILL学園の３つの魅力についてご紹介します。

１.自分のペースで通える

WILL学園では通学頻度を４つのコースから選択できます。
①総合コース：週４～５日通学します。毎日学校に通って規則正しい生活を送り、楽しい高校生活を過ごしたい方向けです。
②選択コース：週２～３日通学します。毎日通学するのに自信がない方は週２日から始めて、慣れてきたら徐々に通学頻度を増やすこともできます。
③特選コース：週２日通学して月２回講師が自宅訪問するコースです。週２日の通学も休んでしまう方や学習の遅れを取り戻したい方などに選ばれています。
④在宅（訪問支援）コース：月４回講師が自宅を訪問してサポートをするコースです。長期的にひきこもっている方や気力を失ってしまっている方など、通学ができない方でも高校卒業資格の取得を目指せます。

通学した際の授業は少人数制なので個人のペースに合わせて勉強を進められますし、中学校の内容を学び直すところから始めることもできます。また、興味のある勉強を自分で選択することも可能です。

２.アットホームで温かいクラス

どのキャンパスも生徒は１学年10～15人で小規模であることが特徴です。学校では授業を受けるだけでなく、休み時間や放課後に友達とゲーム・スポーツ・映画鑑賞・ボードゲームなどをして楽しんでいます。

３.イベント参加で楽しい学園生活

WILL学園ではバーベキュー大会やスポーツイベント、ボウリング、乗馬体験、芸術鑑賞などのイベントも開催されます。友達や先生との普段の交流に加えて、このように様々な体験活動もあるので、楽しい高校生活を送りながら経験を積み重ねることができます。

WILL学園では積極性を養い、自立した人を社会に送り出すことを目標にしています。高校は学力を身に付けるだけの場ではありません。高校生活を通して様々なことを経験し、将来やりたいことを見つけていきます。しかしながら、学習や人間関係につまずきそれらができない方もいます。学校が嫌い、不登校の経験がある、学習障害や発達障害で高校を卒業できるか不安、精神的・身体的な事情から学校に通えないといった方々を応援するためにWILL学園があります。
高校卒業するためだけでなく、お子様の将来を見据えてあらゆる面で全力でサポートします。

まとめ

今回は通信制高校のことから不登校のお子様におすすめな理由、WILL学園について詳しくお話しました。通信制高校は奥深く、不登校のお子様にピッタリな高校を見つけやすいです。お子様に通信制高校の情報を話し、興味があるようなら前向きに検討してみるといいでしょう。もっとWILL学園のことについて知りたい方はお気軽にお問い合わせください。