コラム

中学受験を経た子供が不登校に。その原因と対応について解説

中学受験を経た子供が不登校に。その原因と対応について解説 不登校

中学受験で勉強を頑張り、希望の中学校に入学したのにもかかわらず、新しい環境に慣れてきた頃に急に学校に行けなくなってしまう子供がいます。この記事では、中学受験が子供に与える影響と、中学受験後に不登校になってしまう原因、その時に親はどうしたらいいかを解説していきます。

中学受験が子供に与える影響

小学生のうちからたくさん勉強をして、レベルの高い中学校への入学を目指す「中学受験」は、子供の将来を考えるととても有益です。親子一丸となって希望の中学校に合格できれば一安心でしょう。ただし、実際には予想しなかった「落とし穴」にはまってしまうこともあり、頑張った中学受験の経験が裏目に出てしまうこともあります。中学受験が子供に与える影響を見ていきましょう。

ストレス

中学受験を控えた子供は塾に通ったり、休日に家で勉強したりと多忙なスケジュールの中にいます。周りに受験をする友達が少ない小学生の場合、「友達は遊んでいる」という事実がストレスになる場合もあるでしょう。また、友達の誘いを断わることが増えると、仲間外れだと感じてしまう場合もあるかもしれません。

また、先生や親の期待に応えようとプレッシャーを感じ、ストレスを感じてしまう場合もあります。

睡眠不足

真面目で頑張る子供ほど、睡眠時間を削って勉強をしてしまうことがあります。身体が成長過程の小学生は、運動と食事、そして睡眠をしっかり取ることで身体が育っていきます。特に睡眠が足りないと健康を害してしまう可能性もあります。

睡眠不足が続いた状態で受験のストレスを受け続け、健康を害してしまったことで折角合格した志望校に通えなくなってしまうという実例もありますので、気をつけなくてはいけません。

不合格による挫折

中学受験で第一志望の学校に受かるのは全体の20%程度にとどまります。一生懸命勉強したのに、希望の学校に合格できなかった場合、挫折体験となってしまう可能性があります。

その経験を引きずってしまうと、次に何か上手くいかなかった時にも過度に落ち込んでしまい、気力をなくしてしまう可能性があります。

中学受験後に不登校になる原因

中学受験が子供に与える影響を見てきましたが、次は受験が終わった後に不登校になってしまう場合に考えられる原因を見ていきましょう。

勉強についていけない

一生懸命勉強して、第一志望の学力の高い学校に合格した場合、自信がつくことでしょう。しかし、合格がゴールではありません。特に学力的に背伸びをして合格した場合、実際に学校生活がスタートして、周りの学力の高さに焦ることがあります。授業のスピードが速く、レベルが高い。出される課題の量やテストの難易度も高いはずです。

勉強について行けず、自信を失い不登校になってしまった実例があります。

人間関係

入学した学校では、知らない友達と知らない先生のなかで新しい人間関係をスタートしなければいけません。なかなか友達ができなかった場合など、学校に通うのが嫌になってしまう場合があります。

燃え尽きてしまう

中学受験で頑張りすぎて、目標の学校に合格することがゴールになってしまい、それ以降のモチベーションが保てなくなってしまったという実例もあります。合格したことで満足してしまい、そのあとの勉強に身が入らず、成績がどんどん落ちてしまう場合があります。

また、前項でも触れましたが、第一志望の学校に落ちてしまった場合、他の学校に合格しても、受験に「失敗した」という経験が心に残ってしまうと、気力がなくなってしまう可能性があります。

親が出来る対応

中学受験の良くない側面を見てきましたが、親の対応次第で回避できる部分もあります。代表的な対応方法を見ていきましょう。

ストレスを減らす

小学生のうちは、自分でスケジュールを管理するのは難しいです。出来るだけストレスが溜まらないようなスケジュール管理を 親が提案しましょう。

例えば子供のやりたいこと、好きなことを聞いておき、勉強の区切りに気分転換としてその時間を設けます。親が管理しておけば切り替えもしっかりでき、ずっと休憩してしまうことも無くなるでしょう。

その他にも食事や運動面でのサポート、睡眠時間の確保など、しっかり管理してあげましょう。

いい関係を築く

普段から何でも話すように心がけ、子供が悩みの相談などをしやすい環境をつくるように努めましょう。

また、軽く頭をなでる、抱きしめる、手を握るなどのスキンシップを取ることも子供の安心につながります。

親がストレスを溜め込まない

子供が頑張っていると親も一生懸命になり、自分のことは後回しにしてしまったり、サポートするほどストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。例えば「子供が勉強しない」「約束を守らない」「スケジュール通りに進まない」などイライラした気持ちが積み重なると、普段の言動に表れて、子供にも伝わってしまいます。

中学受験は長期戦なので、親も適度に息抜きをして、ストレスを溜め込まないことが重要です。

まとめ

中学受験特有の理由から来る不登校を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。重要なのは、中学受験がゴールだと思わないことです。受験のあとも中学生活がスタートし、その後の人生が続きます。モチベーションを保てるような声掛けを心掛けましょう。

また、不合格だから失敗という訳ではありません。不合格の場合もせっかく頑張った経験を失敗と捉えてしまわないよう、受験への向き合い方、子供への声の掛け方をしっかり考えていきましょう。

WILL学園は受験経験者や難関校から転入してきた子供たちも多く通っています。学習面での課題や環境面での課題もそれぞれ子供に合わせた環境を用意できますので、安心して通っていただけます。是非ご相談ください。

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