コラム

WILL学園高田馬場キャンパス長に聞いた「WILL学園ってどんなところ?」

WILL学園高田馬場キャンパス長に聞いた「WILL学園ってどんなところ?」 キャンパスを覗いてみよう

日本全国に多くのキャンパスを構えるWILL学園。本記事では、高田馬場キャンパス長へのインタビューを通して、WILL学園の取り組みや特徴を紹介していきます。

── まずはキャンパス長の自己紹介をお願いします。ハマっている事や、好きな事を教えて下さい。

WILL学園高田馬場キャンパス長の飯田です。

最近ハマっていることは、映画と、メジャーリーグの野球です。というより、大谷翔平選手が気になりすぎて、いつも結果を追っかけています。

あとは、暇なときには家でのんびりアニメを見たり、YouTubeを見ています。広く浅く、たくさんのことに興味があるので、何かしら共通の話題があるかもしれません!ポケモンやハンターハンター・ジョジョなどの漫画が大好きなので、少しでも話せる方はぜひお話しましょう!

── 共通の話題で仲良くなれたら、勉強の相談もしやすいですよね。
次に得意な支援を教えてください。

得意な支援は、ズバリ勉強です!
ただ、はじめから勉強をガッツリやりたいという子は珍しいので一緒に気持ちの準備からすすめていきますよ。他には、もう一歩なんだけど殻を破れない!という子ども達を引き上げるように心がけています。


── では次に、なぜこの仕事に就いたのか教えてください。 

私は実は、小学校から高校までは12年間皆勤賞でした。

その後、東京大学に進学しましたが、4年生の時に色々な失敗があって引きこもりになってしまいました。

親にも迷惑をかけられないし、バレたくない…でも、お金もない…、そんな時、何かお金が稼げる良いバイトはないかな?と学研の家庭教師のアルバイトに応募しました。

それがきっかけで、WILL学園で授業のヘルプに入り、なんやかんやあって、いつの間にかキャンパス長になっています(笑)

── 飯田先生自身も引きこもりを経験されたんですね。生徒の気持ちに寄り添ったサポートが出来そうですね。では続いて、高田馬場キャンパスの特色について教えてください。

高田馬場キャンパスはJR山手線高田馬場駅、西武新宿線高田馬場駅、副都心線西早稲田駅から徒歩5分程の住宅街にあり、駅前の喧騒とは離れているのでとても過ごしやすいです。

また、2000年からスタートしているWILL学園の中で最も歴史のあるキャンパスですが、先生の平均年齢は他キャンパスと比べても若く、活気があります。歴史のあるキャンパスとしての伝統に加え、色々なことに挑戦していく向上心もあり、生徒の「やりたいこと」を全力で応援します。

生徒構成は、おおよそ50名~60名程度で、男女比は6:4程度。高等部と中等部の比も、6:4程度です。

生徒達の「自立」を目指すのがWILL学園の特徴ですが、高田馬場キャンパスはそれを達成するために学力、体力、気力、コミュニケーション力、常識力の5つの力が必要だと考えています。

体力は生活リズムの安定の意味も含めていますし、気力はメンタルの安定、ちょっとの根性という意味も、常識力はルールやマナーを守る力です。

これらの自立に必要な力を、ゆっくりバランスよく身につけられるのが高田馬場キャンパスです。

── 歴史があるだけでなく、新しいチャレンジも実行してらっしゃるんですね。自立のための5つの力がゆっくり身につけられるのも魅力的ですね!
では、高田馬場キャンパスが提供するコースやプログラムについて教えてください。

高田馬場キャンパスでは、中1~中3を対象のフリースクールとしての中等部、高1~高3対象の通信制高校のサポート校の高等部、大学進学後や進路が決まるまでサポートを続ける進路準備過程を設置しています。
また、難関大学受験を目指す「educe(イデュース)」特進クラスのオプションを設置しています。

在籍生徒の多いコースは、毎日通える「総合コース」と、自由登校日を含む3日間通える「選択コース」となります。

高等部には、在宅コースという、先生が生徒のお宅に伺い指導をする「アウトリーチ型」の支援もあり、家から出られない状態でも、大人数が苦手なお子様でも、安心してお任せいただくことができます。

また、中等部には在宅コースの設置はありませんが、弊社で展開している「学研の家庭教師」サービスを活用して、在宅コースと似た形で訪問支援型のサポートが可能です。

まずは先生と仲良くなって、それから少しずつでも通えるようになって、最終的に元気に登校しながら次の進路を目指します。

ゆっくりゆっくり、スモールステップで生徒たちの成長を応援します。

── 様々なコースがあるのですね!サポートも充実していて、安心して通うことが出来そうです。
次に、生徒たちのキャンパスでの過ごし方について教えてください。

入学1年程度の子の一例ですと、10:00~ 朝からはりきって登校。1階の受付で先生たちと談笑。その後教室へ移動、授業が始まるまで友達と雑談。

で、10:30~ 授業。朝から授業に出られる子は少ないです。そのため、勉強系の授業は午前中に行っています。学研の教材や、先生手作りのテキスト、個別プリントを用意して授業を行います。
12:00~ 昼食・昼休みになると、お弁当を持ってきたり、教職員が引率してコンビニやスーパーなどに買い出しに行ったりします。食べ終わった後は、仲のいい友達や先生とゲームやお話をしてお昼の授業に向けて準備をします。
12:45~ 個別指導が始まります。
受験に向けて演習をしたいので、先生に相談したり、質問をしたり、学力を向上させるために個別メニューの勉強に励みます。

13:45~体育、からだ作りです。勉強系の授業だけだと、体力がなかなかつきません。みんなで外に行って、一緒にスポーツ!最近はモルックが人気です。もちろん、外に行きたくない子もいるので、その子たちは自習をするなど、工夫して過ごします。
14:45~HR・掃除で、みんなが使ったところはみんなできれいに。重要事項もここで連絡します。
15:00~放課後は、みんなでゲーム。雑談をしたり、マンガを読んだりしている生徒もいて、各々自由に過ごします。
16:00~下校になりますが、オプションで特進クラスに参加している生徒は、先生と個別で受験勉強をします。

このように入学して1年位経つと慣れて楽しく過ごせる子が多いですが、入学したての子は慣れるまで焦りは禁物です。

最終的には【元気な子】と同じような過ごし方を目指しますが、成長速度は人それぞれ。スモールステップで成長できるよう、過ごし方を提案しています。

例えば、午前だけ/午後だけでもOKなので、週1から安定して登校する練習。

週2程度で好きな授業だけ出てみる。
この場合、質問の回答などは当てないよう配慮もします。

授業に入りづらい時は、先生と一緒に出てみる または、個別ブースで先生と雑談。
自習室は随時解放しているので、居づらくなった時の逃げ場所もあります!

── 生徒さんの笑顔が目に浮かびますね。様々な配慮がされていて安心して過ごせそうです。
次に、飯田先生は生徒さんや教員とのコミュニケーションはどのように行われていますか?

まずは登校時に挨拶!そこで雑談をしたり、体調面の確認をしたりします。

表情をしっかりと見ていれば、調子が良いか悪いか、おおよそ想像がつくので、調子が悪そうな子はスタッフ間で共有し、注意深く見るようにしています。

あとは、お昼休みや放課後に一緒に遊んだり、特進コースの子には苦手分野を教えたりしていますね。特に入学したての子には「まずは慣れてもらう」ことを意識しています。

高田馬場キャンパスには「あの先生がいるなら行ける!」と言われるような先生たちがたくさんいますよ!

── きめ細やかな気配りが感じられますね。先生と生徒の距離が近く感じてとても魅力的です。
続いて、高田馬場キャンパスが地域社会とどのように関わっているか教えてください。

からだ作り、体育の授業では近くの公園に行き、避難経路の地図作りでフィールドワークをすることもあります。あまり体を動かさない子が多いので、週1・2回、体を動かすことはメンタル的にも気持ちいいことです!

また、近くには点字図書館などもあり、目の不自由な方が多くいらっしゃいます。
そのことと関連させながら、福祉の授業やフィールドワークを行っています。

これらから常識やマナーなど、社会に出ていくための必要な知識も身につきます!

── 身体を動かすとメンタルにも良い影響がでるんですね。地域に根付いた学びもあり、立地を活かしてカリキュラムが組まれていると感じられます。
それでは、キャンパスのイベントや行事などについて教えてください。

行事が好き!という生徒たちに特に喜んでもらっているのは宿泊合宿ですね。

「宿泊」という経験は生徒たちを大きく成長させます。

ハードルが高く感じますが、消灯時間などもうるさく言わないので自由度が高く、思い出になること間違いなしですし、「やりきった感」「達成感」が成長に繋がります。

そうはいっても、大きなイベントにいきなり参加するのは難しい子もいますので、バーベキュー、スポッチャ、映画観賞会など、1日だけのイベントもたくさん用意しています。おおよそ月1で自由参加の行事・イベントを行っていますので、何かしらに参加して慣れていきましょう。

「普段授業もロクに行けていないのに、参加は難しいのでは・・・」と思われる方もいるでしょうが、実は、逆のことが多いです。イベントに参加したからこそ、仲が良い子ができて、普段の授業にも出やすくなることがあります。

── 楽しい思い出もたくさんできそうですね!仲良しの友達が出来たらまた世界が広がりますし、登校するのが楽しみになりますね。
次に生徒さんの進路などについて教えてください。

WILL学園の理念は生徒達の「自立」です。

単に卒業させるだけではなく、本人、そして保護者様に『こうやって成長していくんだな~』と将来をイメージしてもらって卒業してもらうことを考えています。

そのためには、先ほども触れましたが、学力、体力、気力、コミュニケーション力、常識力の5つの力を身につけてもらう事が大事だと考えています。

中等部は、中3時点で体力と気力が、高等部は、卒業時に全てが身についているとよいな、という感覚です。

中等部生で行きたい高校が明確な生徒は、それを応援しますが、「やりたいことが見つからない」という生徒には面談等を重ね、一緒に未来を考え、創っていきます。

それでもイメージが湧かない生徒は、高等部に内部進学してもらい、更に3年間全力のサポートをしていきます。

高等部生徒は、「高卒資格をとってもらう」だけではありません。成人年齢の引き下げもあり、18歳は大人ですので、これからどうなっていくのか、本人含め保護者様も心配がないように、未来をイメージできる状態の卒業を目指してサポートしていきます。

大学受験は近年ハードルが上がっているので、高校2年生の内から動けるように、面談や話し合いを重ね、サポートしていきます。

大学進学だけではなく、専門学校への進学、就労移行支援事業所への橋渡しもしております。

また、弊学園には「進路準備課程」、弊社別事業として「社会参加支援事業」や「自立訓練事業所(生活訓練)」もあり、特性や事情がある生徒は、卒業後も引き続きケアができる体制が整っています。

── 本当に手厚いサポートで、ひとりひとりに向き合っていくんですね!卒業してもずっと良い関係でいられますね。
では最後に、今後このようなことをしていきたいなどあれば教えてください。

近年は、生徒の状況・性格・進路が多様化しています。

今までどおり、「昔からやっているから」と意固地になっていては、生徒たちのニーズに対応ができないと考えていますので、高田馬場キャンパスは最も歴史があるキャンパスですが、いろいろなことに挑戦していきます!

キャンパス長、私飯田がやっていきたいと思っているのは、「ミニイベント」です。

月1程度でイベントはありますが、それらイベントは「生徒全体を意識して作ったもの」です。

そのため、参加人数も多いですが、一方で「普段の準備に参加していなかったし…」という生徒はなかなか参加しづらかったり、自分の趣味や好きな事と合わない!という生徒も出てきます。

気軽なイベントをたくさん用意することで、生徒達のニッチな要求を満たしたり、「参加できた!」という自信を付けてもらいたいと考えています。

高田馬場キャンパスでは、生徒一人ひとりの声に耳を傾け、多様なニーズに応え続けられるよう努力してるのですね。

── 飯田先生、本日はありがとうございました。

WILL学園高田馬場キャンパスは、2000年に開校したWILL学園で一番歴史のあるキャンパスです。

勉強を頑張りたい人には充実した授業が、楽しい学園生活を送りたい人には優しい先生と友達が待っています。

お気軽にご相談・ご見学にお越しください。

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