日本全国に多くのキャンパスを構えるWILL学園。本記事では、WILL学園大阪梅田キャンパス長へのインタビューを通して、WILL学園の取り組みや特徴を紹介していきます。
── まずはキャンパス長の自己紹介をお願いします。好きなことやハマっていることなども教えてください。
初めまして。大阪梅田キャンパス、キャンパス長の坂口です。私自身も中高の計4年間不登校経験があり、不登校支援の道へすすみました。
昔からプロ野球観戦とゲームが好きで、最近はゲーミングPCでAPEXやヴァロラントといったFPS系のゲームをしています。
放課後もよく生徒たちとゲームをしていますが、負けず嫌いなので誰よりも本気です(笑)
── 野球とゲームがお好きなんですね！生徒さんとも話が合いそうですね。
坂口先生自身も不登校を経験されたそうですが、なぜこの仕事に就いたのですか？
中学受験をし、進学校に進みましたがその後学習面、人間関係がうまくいかず中学1年〜高校2年生頃までの長い期間不登校を経験しました。
当時は「頑張りたいけどどうしたらいいか分からない’’」という想いがあり、社会人になった今でも「あの時動けていたら・・」と思うことがあります。
自分自身の経験・体験を活かして、同じような想いをしている子ども達の支えになれたらとWILL学園に入社しました。
── 同じ経験をしているからこそ、的確なアドバイスができるわけですね！心強いと思います。
次に、大阪梅田キャンパスの特色について教えてください。
大阪梅田キャンパスは各線の大阪・梅田駅から徒歩10分程度、谷町線「中崎町」駅からは徒歩1分の位置にあり、大阪・梅田駅からも真っすぐ東に一本道なので迷わず、安心して通学してもらえます。
在校生は大阪市内の近隣の生徒から、遠方でいうと滋賀県大津市・草津市や京都府、大阪府阪南市・和泉市などからやってきている生徒まで様々です。片道30分程度が平均通学時間ですが、大阪府・兵庫県を中心に幅広い地域から在籍しています。
在校生徒数は50名〜70名ほどで、4月から3月にかけて、毎月転入、編入などで新入生をお迎えしています。教職員も15名と多く、元学校教員や塾講師、予備校カリスマ講師、プロ家庭教師といった指導経験豊富なベテランの先生や、放課後等デイサービスや適応指導教室での対応経験がある20代のお兄ちゃん、お姉ちゃんのような先生と様々です。
お昼休みや放課後は、先生も一緒になってゲームをしたり談笑したり学年関係なくワイワイ過ごしていますよ。
── 立地も良くて通いやすそうだし、様々な先生がいて自分に合う先生が見つかりそうですね！
続いて、大阪梅田キャンパスが提供するコースやプログラムについて教えてください。
大阪梅田キャンパスでは、中1〜中3を対象のフリースクールとしての中等部、高1〜高3対象の通信制高校のサポート校の高等部、大学進学後や進路が決まるまでサポートを続ける進路準備過程を設置しています。
通い方は毎日登校可能な総合コースから在宅コースまで幅広く設置していますが、最も生徒が多いのは高等部課程の総合コースです。
総合コースは、月・火・木・金の授業デーは毎日登校可能で、加えてカリキュラムのない自由登校日である水曜も登校可能なコースです。自由登校日は自分で参考書などを持参して取り組み、みんな有意義に過ごしています。
また、オプションクラスである１対１個別指導クラスも人気で、WILL学園開校時間以外の時間帯で、普段授業を見てくれている先生があなたのためだけに１対１で指導してくれます。レポートの添削から、受験対策まで活用方法はあなた次第ですよ。
── コースが豊富で色々選べるのは嬉しいですね！オプションも活用できて、自分に合う通い方が見つかりそうです。
生徒さんはキャンパスではどのように過ごしていますか？
入学して間もない生徒の例を挙げてみます。
朝はちょっと遅めの11:00に登校します。遅刻という概念がなく、同じ時間帯に他の生徒が登校してくることも多いので教室に入りやすいです。
11:00〜 授業が始まりますが、午前中は参加者が比較的少なめで、1クラス7名〜10名程度の授業に参加し、学研の教材を使って集団授業を行います。もちろん、カリキュラムが合わないなどの場合は個別でプリントも用意しますよ。
12:10～昼食・昼休みとなります。お弁当を持ってきたり、教職員が引率してコンビニやスーパーなどにわいわい買い出しにいったりもします。食べ終わった後は先生も一緒に仲のいい友達とゲームやお話をして午後の授業に向けて準備をします。
13:05～ 個別指導です。例えば、「授業内容が少し難しかったので、先生に相談して1年生の振り返りから行いたい、と個別プリントに取り組む」なんていう活用方法も全然アリです！
14:00～趣味・教養講座です。プログラミング学習や心理学などを、中高生向けに分かりやすく授業したり、体育実技も近くにある大きなグラウンドを借りて、サッカーをしたり鬼ごっこをしたり、学年関係なく楽しんでいますよ。
15:00〜放課後となります。サークル活動のような形で、集まって音ゲーやネットゲームをしている生徒もいれば、先生たちと一緒にボードゲームやニンテンドーswitchを使って遊んだり様々です。教室には先生が常にいるので、自分からは声がかけにくい…という生徒も安心して取り組めます。
16:00ごろ下校。「習い事があるので今日は早めに下校」など、気分やその場の雰囲気などで思い思いに過ごしていますね。
── 細かい配慮が行き届いていて安心ですね。みんな自由で伸び伸び過ごせる環境だと感じました。
次に大阪梅田キャンパスでは、生徒さんと教員とのコミュニケーションはどのように行われているか教えてください。
大阪梅田キャンパスは本当に先生と生徒の距離が近いです！
登校したら職員室でおはようとお出迎え。教室に入りにくい…という場合には一緒に授業をしている教室まで雑談をしながら同道します。
集団授業では、全体メニューが合わない人のために、TA（ティーチングアシスト）という補助の先生が入りサポートしますので安心です。もちろん、集団に入れない…という場合は、個別ブースで話しやすい先生と１対１や１対２形式で学習に取り組むこともできます。
お昼休みにはお弁当を一緒に食べたり、放課後も先生たちも生徒に交じってゲームをしたりと授業時間は先生、休み時間は先生なんだけど友達みたいな関わり方をしています。
WILL学園の生徒は在校生も自分自身が辛かった経験のある子達なので、優しく「この授業はおすすめだよ」「今度一緒に〇〇しよう！」と元気に声をかけてくれます。
── 友達みたいな先生だったら何でも相談しやすいですね！すぐに仲良くなれそうです。
続いて、大阪梅田キャンパスが地域社会とどのように関わっているか教えてください。
大阪梅田キャンパスでは地域社会との関わりも豊富です。
近くのユニクロさんと連携して職業体験におじゃましたり、「アルバイトに挑戦してみたいけど勇気がでない…」という生徒には、いつもWILL学園の生徒が使っている馴染みのコンビニを初めてのアルバイト先として紹介したり、社会に出ていくための準備も行えます。
他にも地元の就職支援団体と連携をして、企業の合同相談会に引率をしたり、制服メーカーと協力をして自分たちの基準服(WILL学園の制服)を自分たちでデザインしたりしています。
── これだけ様々な形でバックアップしてくれたら生徒さんも安心してチャレンジできますね！ここでしかできない経験もたくさんありそうです。
大阪梅田キャンパスでは、どんなイベントや行事がありますか？
学校の遠足や行事が好き！という生徒たちに特に喜んでもらっているのは課外研修(イベント)です。
梅田キャンパスでは、LHR（ロングホームルーム）の中で生徒たちが行き先を決めて一ヶ月に一度程度のペースで屋外型の遠足行事や屋内型のレクリエーションイベントがあります。
昨年度の例でいうと、屋内型イベントはたこ焼きパーティーにお菓子パーティー、ハロウィン仮装やクリスマス会など、屋外行事は京都の嵐山に食べ歩き、水族館、ラウンドワン、USJと様々ですよ♪
── 生徒さんが企画するのはいい経験にもなると思います！屋外行事は立地的にもアクセスが良さそうだし、思い出がたくさんできますね。
次に、生徒さんの進路などについて教えてください。
進路については各学期に1度以上面談を行い、希望する進路に向けて進んでいけるように指導していて、「何となく進学かな・・」ではなく、自分と向き合いやりたいことを見つけられるよう日々の授業から興味関心を広げていくようにしています。
全日制高校や大学進学をしたい、けど学力に自信がない…という場合には登校時に口うるさく学習面のアドバイスを行ったり、個別指導に取り組んだりします。
大学、専門学校、就職はもちろん、「すぐに働く自信がない…」という生徒には連携している就労移行事業所に紹介をして繋げたり、「大学に通える自信がない…」という生徒は通信制大学に進学をして、引き続き顔なじみの先生がサポートするなどしていますよ。
── 卒業後もしっかりとサポートがあり、生徒さんも安心してチャレンジできますね！
最後に、今後このようなことをしていきたいなどあれば教えてください。
「周りからどう思われているんだろう…」「親の期待に応えないといけない…」中高生という多感な時期にありながら、こんな不安を抱えている生徒がたくさんいます。
でも、今は辛くても、辛い経験をしている分、社会に出たときには誰よりも相手の気持ちを思ってあげられる大人になれると思います。
WILL学園では、そういった今、マイナスに捉えていることをプラスに変えてあげられるよう、’’やってみたら意外とできた’’という経験を積み重ねていってほしいです。
── 大阪梅田キャンパスでは一人一人のチャレンジをしっかりとサポートし、成功体験を積み重ねていくことが出来るのですね！坂口先生、本日はありがとうございました。
WILL学園大阪梅田キャンパスは関西の基幹教室となるキャンパスですが、1学年10人前後の少人数です。
「社会に出たときに、自立した生活を送ること」をモットーに、自主性、主体性を高める教育に取り組み、一人一人の目標をゼロから応援します。
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