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サポート校って高卒資格も取れるの?通信制高校との違いについても紹介

サポート校って高卒資格も取れるの?通信制高校との違いについても紹介 サポート校

サポート校について調べてみると、様々な形態のものが存在していてびっくりすると思います。沢山ありすぎて選ぶのが難しい、そもそもサポート校と通信制高校の違いもよくわからない、高校卒業の資格は取得できるのか、など詳しく解説していきます。

サポート校って高卒資格も取れるの?

まずはサポート校の基本的な知識について見ていきましょう。

1、サポート校とは

サポート校は通信制高校に通う生徒を支援する為に設置された施設で、多くの場合駅の近くや交通の便が良く、通いやすい立地にあります。通学日数やカリキュラムなどは施設によってさまざまですが、通信制高校と連携して生徒を支援することで、無事に卒業できるように学習支援、進路指導、生活指導、交流の場の提供などをおこないます。

2、高卒資格が取得できるか

サポート校は学校教育法の第1条で「高等学校」と認可されている訳ではありません。サポート校は民間の補助教育機関に該当しますので、単独で通っても高校卒業の資格は取得できません。ですが、通信制高校と連携することで、全日制高校で取得できるものと全く同じ高校卒業資格が取得可能です。また、国の認可を受けていない塾や予備校と同じ民間の教育機関であることで、独自のカリキュラムを作成することができます。

そのため、サポート校には勉強以外のコースが充実しているものや、生活スタイルによって通い方を選べたり、カウンセラーが常駐して精神的なケアをしてくれるものなど、さまざまな特色があります。目指す将来の為に自分に合った学校を選ぶことが可能となります。

サポート校と通信制高校の違い

前項でも触れましたが、サポート校と通信制高校は全く別の施設です。混同されがちなので、その違いをしっかり理解しておきましょう。

1、通信制高校とは

学校教育法の第1条で「高等学校」と認可されている教育機関で、全日制高校と比べ、毎日通学の必要がありません。

学習は自宅や学校が設置した学習センターなどでおこない、レポート、スクーリング、単位認定試験をおこなうことで、卒業の為の単位を取得していきます。卒業資格の取得の為には、通算36ヶ月以上の在籍、科目の修得単位が74単位以上、特別活動に30時間以上参加という条件を満たす必要があります。

卒業に必須なスクーリングは年間4日〜14日ほどとなるため、全日制高校の年間200日前後の登校日数と比べると大きく負担を軽減できると思います。

学研WILL学園が連携する通信制高校は茨城県に本校を置く翔洋学園高等学校と、三重県に本校を置く代々木高等学校ですが、いずれも年間4日程度のスクーリングで単位取得が可能です。

ただ、単位取得のためのスクーリング参加は交通手段からホテルの手配まで全て自己管理で行う必要がある場合がほとんどで、当然のことながらスクーリングに遅刻をすると出席としてカウントされないなどの落とし穴もあります。

また、スクーリング日数を最小にするためには、その分レポート課題と呼ばれるドリルやプリントで提出期日までに合格点を取る必要があります。

必要な学習も自己管理ですすめなければなりません。

通信制高校は単位制といって、修得単位数で卒業可否を決めるため、留年という概念がなく修得単位がゼロであっても高校3年生までは進級することができます。

高校3年生時点で修得単位数が74単位を満たしていなければ、過年度生といって高校4年生、5年生として居残ることになります。

そのため、通信制高校だけの単独在籍の場合、中途退学や他の通信制への途中転入などの割合が高くなるのも特徴です。

2、サポート校と通信制高校の違い

高校卒業の資格

前項でも触れましたが、大きな違いとして、「高校卒業の資格を取得できるか」があります。

通信制高校は「高等学校」と認可されているのに対し、サポート校は認可されていない教育機関なので、単独で通っても高校卒業の資格を取得はできません。

サポート校は通信制高校に通う生徒のサポートを目的としていますので、学校と塾・予備校の中間に位置していると考えるとわかりやすいでしょう。学研WILL学園の場合、通信制高校を単独で通うことのネックでもあるレポート課題作成の添削指導、提出日の管理、スクーリングの日程管理、振替対応、引率の実施、定期テスト対策などの面での学習支援、生活指導に加えて進路サポートも徹底しています。

費用

通信制高校は公立と私立があり、それぞれ学費が違います。公立では1単位200円〜、私立では通学タイプで1単位5000円〜となっていますが、国や自治体からの補助(家庭の課税額に応じて、高校に就学する全ての人が対象になる国の就学支援金と、その都道府県に住んでいる人だけが対象になる自治体からの就学支援金といった2種類)もあるので、経済的負担は抑えられることが多くなります。

それに対してサポート校は通信制高校と同時に利用することになるので、両方の学費が必要となります。

通信制高校としての学費には就学支援金が適用されますが、サポート校の学費は塾・予備校扱いとなるため、通い方や内容にもよりますが、平均で年間30万円〜100万円程度の費用がかかります。

経済的には負担になりますが、サポート校を利用しない場合、全て独学で勉強したり、レポートやスケジュールの管理などを自分でおこなう必要があり、途中で挫折してしまったり、卒業に時間がかかってしまうケースも少なくありません。結果としてダブルスクール以上の学費がかかる実例も少なくないので、必要なサポートを受けることで最短で高校卒業を目指すのも良い選択肢と言えるでしょう。

運営母体

通信制高校は認可された高等学校であるため、一般的な全日制高校と同じく公立と私立があります。以前は全日制や定時制と併設されていることがほとんどでしたが、近年の需要の高まりから、独立した通信制高校も多く設立されています。

それに対して、サポート校はさまざまな母体が運営していて特色も違います。代表的なものとして、通信制高校を運営している学校法人や株式会社、予備校や学習塾など、サポート校専門民間企業、技術系や芸術系の専門学校やNPO法人などがあり、それぞれカリキュラムや提供されるサービス、学習できる分野などが異なります。

サポート校の選び方

サポート校に関して、理解が深まったのではないかと思います。では、お子様に合ったサポート校を選ぶにはどうしたら良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

1、高卒資格を取得したい

高卒資格を取りたいなら通信制高校と提携しているサポート校を選ぶ必要があります。サポート校の多くは提携していますが、念のため事前に確認しておきましょう。

2、学費を抑えたい

前述の通りサポート校は、通信制高校と同時に通うことになるので学費が2重にかかります。さまざまな分野の勉強ができるサポート校もたくさんありますが、その分学費が高くなります。お子様のやりたいことや、将来の目標に合わせて、学べる分野を絞るのも良い選択だと言えるでしょう。

3、学べる分野で選ぶ

前項とも重複しますが、お子様のやりたいことや興味がある分野をしっかり学べるサポート校を選ぶことは重要です。

特に方向性が決まっていない場合、幅広く体験学習ができ、新たな分野との出会いがあるようなサポート校が有効です。

4、立地や通い方、コースの種類で選ぶ

通うのが大変になってしまうと休みがちになってしまい、どんなにいいサポートを受けられても本末転倒となってしまいます。

通いやすい立地か、週に何日通うかももちろんですが、昨今ではオンラインで通えるサポート校も設立されているので、お子様に合った通い方を見つけましょう。

5、サポートの種類や雰囲気で選ぶ

試験やレポート制作など、学業面でのサポートもそうですが、カウンセラーが常駐して精神的サポートをしてくれるなど、学業以外の環境も重要になってきます。

また、少人数制や個別指導が選べる、先生と生徒の距離感など、施設の雰囲気も通い続けるには重要となってきます。

6、進路で選ぶ

卒業後にどのような進路を選択できるかもサポート校選びには重要な項目です。

大学進学が目標なのか、在学中から専門的な分野を学んで、卒業後にすぐに就職に役立てたいのか、など目標に合わせてなりたい自分に近づけるようにしましょう。

まとめ

サポート校の概要、通信制高校との違い、選びかたに関して詳しく見てきました。

現代ではニーズの複雑化によって、さまざまな特色をもったサポート校が存在していますので、お子様としっかり話し合って、目的に合わせたサポート校選びをしましょう。

WILL学園は通信制高校と提携しているので、高卒資格の取得が可能なことはもちろん、大学や専門学校への進学、就職など生徒の希望に合わせてサポートをおこないます。ただ卒業するだけではなく、その後の将来までサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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